Excelで日付を週ごとに集計する方法|SUMIFSとピボットテーブルの使い分け

Excel・数字整理

Excelに日付ごとの販売数や売上を記録していると、日別の数字を週ごとにまとめたいことがあります。

しかし、「週ごとに集計する」といっても、最初に決めることがあります。

  • 何曜日から何曜日までを1週間とするか
  • 決まった表へ毎週の合計を表示したいのか
  • 商品別などに切り替えながら数字を確認したいのか

決まった週の合計を固定した表へ表示するなら、SUMIFS関数が向いています。

SUMIFS関数とは、指定した複数の条件に合う数字だけを合計する数式です。
参考:SUMIFS関数|Microsoftサポート

商品や担当者など、集計する項目を後から切り替えたい場合は、ピボットテーブルが向いています。

ピボットテーブルとは、元のデータを日付や商品などの項目ごとにまとめて集計する機能です。
参考:ピボットテーブルを作成してワークシートデータを分析する|Microsoftサポート

私も販売数や客数を週ごとに比較するとき、日別の数字を同じ7日間にそろえてから集計しています。週の区切りが違うと、同じ「1週間」でも比較する日数や曜日がずれてしまうためです。

この記事では、月曜日から日曜日までを1週間とする例を使い、SUMIFSとピボットテーブルで日別データを週ごとに集計する方法を説明します。

週ごとに集計する前に1週間の区切りを決める

最初に、何曜日から何曜日までを1週間とするか決めます。

たとえば、次のような区切りがあります。

  • 月曜日から日曜日
  • 日曜日から土曜日
  • 施策開始日から7日間
  • 営業上の締め日に合わせた7日間

週ごとの推移を比べる場合は、集計する全期間で同じ区切りを使います。

途中で月曜日始まりから日曜日始まりへ変えると、同じ日付が別の週へ入り、前週との比較条件がそろいません。

月をまたぐ週についても、週単位で比較するなら、月末で分割せず同じ7日間として集計する方が分かりやすくなります。

たとえば、6月29日から7月5日までを1週間と決めた場合は、月が変わっても7日間を一つの週として扱います。

月ごとの合計を確認したい場合は、週別集計とは分けて考えます。

SUMIFSとピボットテーブルのどちらを使うか決める

使う方法は、完成させたい表によって選びます。

作りたい表適した方法
毎週同じ場所へ合計を表示したいSUMIFS
決まった形式の報告表を作りたいSUMIFS
商品別や担当者別へ切り替えて見たいピボットテーブル
集計する項目を後から変更したいピボットテーブル

毎週の販売数を決まった欄へ表示するなど、表の形が決まっている場合はSUMIFSが使いやすくなります。

元データを見ながら、商品別、担当者別、曜日別などへ切り替えて確認する場合は、ピボットテーブルが使いやすくなります。

WEEKNUMは週番号を付けたい場合に使う

WEEKNUM関数は、指定した日付がその年の第何週に当たるかを返す数式です。
参考:WEEKNUM関数|Microsoftサポート

元データへ「第23週」などの週番号を追加したい場合には使えます。

ただし、週の開始曜日や年をまたぐ週の扱いを確認する必要があります。

今回のように、決めた開始日から7日間を合計するだけなら、週の開始日を直接指定するSUMIFSの方が集計範囲を確認しやすくなります。

SUMIFSで指定した1週間を合計する

次のような日別データを例にします。

A列:日付B列:販売数
2026/6/110
2026/6/212
2026/6/38
2026/6/415
2026/6/511
2026/6/614
2026/6/79
2026/6/813

D列に週の開始日、E列に週の合計を表示します。

D列:週の開始日E列:週の合計
2026/6/1数式を入力
2026/6/8数式をコピー

E2へ次の数式を入力します。

=SUMIFS($B$2:$B$100,$A$2:$A$100,">="&D2,$A$2:$A$100,"<"&D2+7)

この数式は、次の条件で販売数を合計しています。

  • 合計する範囲:B2からB100
  • 日付がD2の開始日以上
  • 日付がD2から7日後より前

D2が2026年6月1日なら、6月1日以上、6月8日未満の日付が対象です。

つまり、6月1日から6月7日までの販売数が合計されます。

終了条件を「6日後以下」ではなく「7日後未満」にしているのは、日付と一緒に時刻が記録されている場合でも、最終日のデータを含めやすくするためです。

週の開始日を7日ずつ増やして集計表を作る

次の週を集計するには、週の開始日を7日ずつ増やします。

D2へ最初の週の開始日を入力します。

2026/6/1

D3へ次の数式を入力します。

=D2+7

D3には、7日後の2026年6月8日が表示されます。

D3の数式を下へコピーすると、週の開始日が7日ずつ並びます。

E2に入力したSUMIFSの数式も下へコピーします。

数式内の次の範囲には、$が付いています。

  • $B$2:$B$100
  • $A$2:$A$100

これは絶対参照です。

絶対参照とは、数式をコピーしても参照する範囲がずれないように、$を付けて固定する方法です。
参考:相対参照、絶対参照、複合参照を切り替える|Microsoftサポート

一方、週の開始日であるD2には$を付けていません。

そのため、数式をE3へコピーすると、参照する週の開始日がD2からD3へ変わります。

週別集計表の完成形

数式を下へコピーすると、この例では次のような週別集計表になります。

週の開始日週の終了日週の合計
2026/6/12026/6/779
2026/6/82026/6/1413

1行目は、6月1日から6月7日までの販売数を合計しています。

2行目は、6月8日から6月14日までが対象です。今回の元データには6月8日の販売数13だけが入っているため、現時点の合計は13になります。

週の終了日は、開始日に6を足すと表示できます。

たとえば、開始日がD2にある場合は、終了日を表示するセルへ次の式を入力します。

=D2+6

終了日の列は、集計に必須ではありません。どの日付までが同じ週に含まれるかを確認しやすくするための表示です。

6月9日以降のデータを元の表へ追加すると、数式で指定した範囲内であれば、2行目の合計にも反映されます。

このように、週の開始日を7日ずつ並べ、各行へSUMIFSの結果を表示できれば完成です。

元データを追加する場合は集計範囲を確認する

数式で指定した範囲が100行目までなら、101行目以降へ追加したデータは合計されません。

今後もデータが増える場合は、追加する予定の行まで含めて範囲を設定します。

たとえば、1000行目まで使う場合は次のように変更します。

=SUMIFS($B$2:$B$1000,$A$2:$A$1000,">="&D2,$A$2:$A$1000,"<"&D2+7)

日付の範囲と合計する範囲は、開始行と終了行をそろえてください。

ピボットテーブルで日付を7日単位にまとめる

商品別や担当者別などへ切り替えながら週ごとの数字を確認する場合は、ピボットテーブルを使います。

元データの1行目には、次のような列の見出しを入れておきます。

日付商品名販売数
2026/6/1商品A10
2026/6/1商品B8
2026/6/2商品A12
2026/6/8商品A13

ピボットテーブルを作る手順は次のとおりです。

  1. 日付や販売数を含む元データを選択する
  2. 「挿入」タブを開く
  3. 「ピボットテーブル」を選択する
  4. 作成場所を確認して「OK」を選択する
  5. 「日付」を行の欄へ移動する
  6. 「商品名」を列の欄へ移動する
  7. 「販売数」を値の欄へ移動する

最初は、日付ごとの販売数が表示されます。

週ごとにまとめるには、表示された日付のどれかを右クリックして「グループ化」を選びます。

グループ化とは、1日ごとに並んだ日付を、7日単位などにまとめる操作です。
参考:ピボットテーブルでデータをグループ化またはグループ化解除する|Microsoftサポート

設定画面では、次を確認します。

  • 「日」を選ぶ
  • 日数を7にする
  • 開始日を週の初日に合わせる

月曜日始まりにする場合は、開始日を月曜日の日付へ合わせます。

開始日が火曜日なら、火曜日から月曜日までの7日間に分かれるため、意図した曜日になっているか確認してください。

ピボットテーブルの完成形

日付を7日単位にまとめ、商品名を列へ配置すると、この例では次のように集計されます。

商品A商品B総計
2026/6/1~2026/6/722830
2026/6/8~2026/6/141313
総計35843

6月1日から6月7日までが一つの週にまとまり、その中で商品Aと商品Bの販売数が分かれています。

6月8日は次の週へ入り、商品Aの販売数13が表示されています。

このように、日付が7日単位でまとまり、商品別の合計と全体の総計が確認できれば完成です。

販売数が合計ではなく個数になった場合

販売数を値の欄へ入れたときに、「販売数の合計」ではなく「販売数の個数」と表示されることがあります。

その場合は、集計結果の数字を右クリックし、「値フィールドの設定」を開いて「合計」を選びます。
参考:ピボットテーブルを作成してワークシートデータを分析する|Microsoftサポート

販売数の列に数字以外の文字が混ざっている場合も、「個数」になることがあります。

元データを追加した後は更新する

元データへ数字を追加しても、作成済みのピボットテーブルにはすぐ反映されない場合があります。

ピボットテーブル内を右クリックし、「更新」を選びます。
参考:ピボットテーブルのデータを更新する|Microsoftサポート

追加した行が反映されない場合は、最初に選択した集計元の範囲から、新しい行が外れている可能性があります。

その場合は、「ピボットテーブル分析」から「データソースの変更」を選び、追加した行まで範囲を広げます。
参考:ピボットテーブルのソースデータを変更する|Microsoftサポート

週別集計が合わないときの確認順

手順どおりに作っても集計結果が想定と合わない場合は、次の順番で確認します。

1.日付がExcelの日付として認識されているか

見た目は日付でも、Excelが日付として扱っていない状態があります。

これを、日付が文字列になっている状態といいます。

文字列の日付は、SUMIFSの日付条件に正しく該当しなかったり、ピボットテーブルでグループ化できなかったりすることがあります。

日付セルを選び、表示形式を日付へ変更しても直らない場合は、入力し直すか、日付へ変換する必要があります。
参考:文字列形式の日付を日付形式に変換する|Microsoftサポート

2.週の開始日が意図した曜日か

月曜日始まりのつもりでも、開始日に火曜日の日付を入力すると、火曜日から月曜日までが同じ週になります。

SUMIFSの週の開始日と、ピボットテーブルのグループ化開始日を確認します。

3.日付範囲と合計範囲の行数が同じか

次のように範囲の終了行が違うと、正しく計算できません。

  • 日付範囲:A2からA100
  • 合計範囲:B2からB90

両方の範囲を同じ行数にそろえます。

4.追加したデータが集計範囲へ含まれているか

SUMIFSは、数式で指定した範囲外のデータを合計しません。

ピボットテーブルも、最初に選択した範囲の外へ追加した行は、更新だけでは反映されない場合があります。

追加した行まで範囲へ含まれているか確認します。

5.ピボットテーブルを更新したか

元データを変更した後は、ピボットテーブル内を右クリックし、「更新」を選びます。

6.販売数が合計になっているか

ピボットテーブルの表示が「販売数の個数」になっている場合は、「値フィールドの設定」から「合計」へ変更します。

まとめ|固定表ならSUMIFS、項目を切り替えるならピボットテーブル

Excelの日別データを週ごとに集計する前に、何曜日から何曜日までを1週間とするか決めます。

決まった週の合計を固定した表へ表示する場合は、SUMIFSを使います。

=SUMIFS($B$2:$B$100,$A$2:$A$100,">="&D2,$A$2:$A$100,"<"&D2+7)

商品別や担当者別など、集計項目を切り替えながら確認する場合は、ピボットテーブルを使います。

週別集計が合わない場合は、日付の状態、週の開始日、集計範囲、ピボットテーブルの更新状況を順番に確認してください。

週ごとの合計を作成した後、前週からの差額や増減率を確認する場合は、前の記事を確認してください。
Excelで前週比・前月比を計算する方法|差額・比率・増減率の違い

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